ピンク色の羽に長い首と脚を持ち、片足で立っている大きな鳥は、フラミンゴです。動物園の水辺で群れている姿でもおなじみ。途中から下向きに折れ曲がった、太いくちばしも目印です。

片足で立つ個体を含む、淡いピンク色のフラミンゴの群れ
フラミンゴ。ピンク色の羽、長い首と脚、下向きに曲がるくちばしが目印です。

ピンク色の羽と長い脚、曲がったくちばしが目印

フラミンゴを見分けるときは、羽色だけでなく、首・脚・くちばしの形を合わせて見ると確実です。

  • 淡いピンク色から赤みの強い羽
  • 細長く、ゆるやかに曲がる首
  • 胴体に比べてとても長い脚
  • 途中から下向きに大きく曲がった、太いくちばし

「薄いピンクの鳥だった」「脚が長くて、片足をしまっていた」という記憶も、名前を探す手がかりになります。ただし、片足で立つ鳥はフラミンゴだけではありません。くちばしの形まで確かめるのがポイントです。

フラミンゴには複数の種類があり、羽色の濃さや脚の色が違います。たとえば福岡市動物園の解説では、チリーフラミンゴはベニイロフラミンゴより淡い羽色で、脚の関節や指などが赤いと紹介されています。鮮やかなピンク色でなくても、フラミンゴの仲間です。

羽がピンク色なのは、食べ物の色素によるもの

フラミンゴのピンク色は、餌に含まれる「カロテノイド」という色素に由来します。藻類や小さな甲殻類などを食べ、その色素が体に取り込まれることで、羽にもピンクや赤の色が表れます。サンディエゴ動物園でも、食べ物と羽色の関係を解説しています。

生まれたときから鮮やかなピンク色というわけではありません。ヒナは灰色や白っぽい羽に包まれ、成長とともに成鳥の羽色へ変わっていきます。

なぜ片足で立つ?少ない筋力で体を支える仕組みがある

フラミンゴは、片足で立ったまま休んだり眠ったりします。長い脚でふらつかずに立てるのは、体のつくりと姿勢に支えられているためです。

2017年の研究では、フラミンゴが片足立ちの姿勢で、筋肉の力をほとんど使わずに体重を支えられることが示されました。

一方で、片脚を羽の中にしまうことで熱を逃がしにくくするという説明もあります。片足立ちの理由が一つに決着したわけではありませんが、少ない筋力で姿勢を保てることは、長く立っていられる仕組みを知る手がかりです。

曲がったくちばしは、水の中から餌をこし取るため

フラミンゴの太く曲がったくちばしは、水中の小さな餌を集めるのに役立ちます。頭を下げてくちばしを逆さにし、水と一緒に餌を取り込みます。

くちばしの縁には、フィルターのように働く細かな構造があります。水を外へ出し、藻類や小さな生き物などの餌を残す仕組みです。「魚を一匹ずつつかまえるくちばし」とは、形も使い方も違います。

ピンク色の長い脚の鳥は、くちばしの形も確認しよう

ピンク色の羽、長い首と脚、下向きに曲がった太いくちばしがそろう鳥は、フラミンゴです。片足立ちだけで決めず、羽色と体の形を合わせて見ると、名前にたどり着けます。

参考資料

写真:とりペ撮影。